
【胡麻らんたん『紬(つむぎ)』の特徴】
バター100%で、しっかりとコクのある厚めのクッキー生地の上に、胡麻たぁーぷりのソースを流し入れ、芳ばしく焼き上げました。
胡麻やバターの芳ばしい香り、コクや旨味が、噛むほどに広がる、ほっこり和テイストなフロランタンです。
和の素材を取り入れた洋菓子が得意な心らしい、心ならではのフロランタン【胡麻らんたん『紬(つむぎ)』】是非ご賞味ください。
**…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…**
【名前の由来】
現在は、紬を織るには高度な技術がいるため高級品ですが、もともとは『絹糸にならない状態の繭』。
つまり不良品の繭から糸を取り、農民の間で自家用の仕事着として織り上げたものが紬です。
『紬』という漢字は、作りを見るとわかるように、より合わせたものを意味する『糸』と、中から引き出す意味を持つ『由』から構成されている、繭から糸を引き出すことを表した漢字です。
そのため、『紬』という字には『物事の糸口を引き出す』という意味があります。
そんな『紬』という漢字と、一つ一つの素材をいかし、繋ぎ合わせて作ること、ざっくりした食感や見た目と、微妙な焼き加減やキャラメリゼ具合の難しさ、技術、手間暇などが、紬織りと重なることから、『紬』と名付けました。
**…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…**
【豆知識として『フロランタン』とは?】
フロランタンはフランスの菓子です。
『ドイツではフロレンティーナと呼ばれるそう。
フロランタンは『フィレンツェの』という意味で、カトリーヌ・ド・メディシスがアンリ2世のもとへ嫁ぐ際にイタリアから伝えた。』
という説、
『 パリの製菓職人フロランが考案した、イタリアとは何の関わりもない菓子』
という説もあるんだそうです。
フロランタン、どちらが本当なのか?皆さんはどう思われますか?
お菓子の歴史、学び始めると面白いですね♪